はじめに:なぜ今、債券投資が注目されているのか?
「資産運用を始めたいけど、株式はちょっとリスクが怖い……」
そんな方にぴったりなのが「債券投資」です。
2020年代に入り、インフレの影響や金利の上昇が続くなか、リスクを抑えた資産運用方法として、今、改めて債券投資に注目が集まっています。
でも、
- 「そもそも債券ってなに?」
- 「どんなメリットがあるの?」
- 「初心者でも始められるの?」
と疑問を持っている人も多いはず。
この記事では、初心者にもわかりやすく、債券投資の仕組み・メリット・デメリット・始め方を徹底解説していきます!

債券投資とは?基本をわかりやすく解説
債券って何?
債券とは、国や企業が「お金を借りるために発行する借用証書」のようなものです。
投資家(あなた)はその債券を購入することで、発行体(国や企業)にお金を貸し、その見返りに利子(利息)と元本返済を受け取る仕組みです。
つまり、
株式=「会社のオーナーになる権利」
債券=「お金を貸して利息をもらう権利」
というイメージです。
債券の種類
債券にはさまざまな種類があります。
債券の種類 | 特徴 |
---|---|
国債 | 国が発行。最も安全性が高い。 |
地方債 | 都道府県や市区町村が発行。国債よりややリスク高。 |
事業債(社債) | 企業が発行。リスクもリターンも国債より高め。 |
外国債券 | 海外の国や企業が発行。為替リスクに注意が必要。 |
債券投資のメリット
1. 安定した利回りが得られる
株式投資と違い、債券は定期的に利息収入を得られるため、収入の見通しが立てやすいのが特徴です。
特に国債などは、ローリスク・ローリターンの代表格です。
2. 元本が返ってくる可能性が高い
満期まで保有すれば、基本的に元本(投資額)が返ってくる点も大きな魅力です(※ただし発行体が破綻した場合を除く)。
3. ポートフォリオ分散に最適
株式投資だけに偏ると、市場の暴落時に資産が大きく減るリスクがあります。
債券を組み合わせることで、**リスク分散(リスクヘッジ)**が可能になります。
債券投資のデメリット・リスク
1. 金利変動リスク
市場金利が上昇すると、既存の債券価格は下落します。
満期まで持つなら影響はありませんが、途中で売却すると損失が出ることも。
2. 信用リスク
発行体が財務的に破綻すれば、元本や利息が支払われないリスク(デフォルトリスク)もあります。
国債はこのリスクが低いですが、企業の社債は信用力をしっかり見極める必要があります。
3. 為替リスク(外国債券の場合)
外国債券は、為替レートの変動により損失が出る場合があります。
外貨建て資産を持つことは、リスクヘッジにもなりますが、為替管理は必須です。
債券投資を始めるには?具体的なステップ
ステップ1:自分に合った債券を選ぶ
- 「安全第一」なら国債や地方債
- 「利回り重視」なら社債や外国債券
まずは自分のリスク許容度を知りましょう!
ステップ2:購入方法を決める
債券は、次のような方法で購入できます。
- 証券会社(ネット証券、対面証券)
- 銀行(取り扱い数は少なめ)
- 債券型投資信託(少額からOK)
初心者には、ネット証券を通じての購入か、債券型の投資信託がおすすめです。
ステップ3:分散投資を心がける
一つの債券だけに頼らず、複数の債券に分散投資することでリスクを軽減できます。
「国債+社債+外国債券」といったバランスが理想的です。
債券投資が向いている人・向いていない人
向いている人 | 向いていない人 |
---|---|
資産を守りながら増やしたい人 | 大きなリターンを狙いたい人 |
安定収入を重視する人 | 価格変動に積極的に乗りたい人 |
投資初心者 | 短期売買を繰り返したい人 |
よくある質問(FAQ)
Q1. 初心者はどの債券から始めるべき?
→「個人向け国債(変動金利型)」がおすすめです。元本保証に近く、金利上昇局面にも強い設計になっています。
Q2. 債券投資だけで資産運用は十分?
→債券だけではリターンが物足りない場合も。株式や投資信託との併用でバランスを取るのが基本です。
Q3. 途中で売りたくなったら?
→債券は市場で売却できますが、価格変動リスクがあるため、基本は満期保有が推奨されます。
まとめ:債券投資は「守り」の資産運用の強い味方!
「元本割れは怖いけど、銀行預金だけではお金が増えない」
そんなあなたにこそ、債券投資はぴったりです。
安定した利息収入と、満期時の元本返済の安心感を手に入れつつ、賢くリスクをコントロールする資産運用を始めましょう。
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