はじめに|「節約=我慢」ではない時代に突入

「毎月、収入は変わらないのに出費ばかり増えていく…」
「子どもに必要なものを優先したら、自分たちの暮らしがギリギリに」
「節約したいけど、子どもには我慢させたくない…」

――こんなふうに悩む子育て世代は少なくありません。

物価上昇、教育費、習い事、住宅ローン…支出がかさむ一方で、**「節約しようにも、どこから手をつけていいか分からない」**という声も多く聞かれます。

でも安心してください。

この記事では、「生活レベルを落とさずに、支出を減らす」という矛盾しているようで可能な家計戦略を、具体的かつ実践的にご紹介します。


第1章|「支出=生活レベル」ではないという考え方

まず大切なのは、「支出を減らす=生活の質が落ちる」と思い込まないことです。

実は、“無意識の支出”が生活レベルを圧迫しているケースは非常に多く、そこにメスを入れるだけで「生活を変えずに支出だけが減る」ことは十分可能です。

🔹 支出には2種類ある

支出の種類見直しのポイント
意識的支出食費・旅行・外食減らすと満足度が下がる可能性あり
無意識支出保険・サブスク・ATM手数料見直しても生活レベルは変わらない

意識的支出をムリに減らすとストレスがたまります。
だからこそ、最初に着手するのは「無意識に流れているお金」なのです。


第2章|今日からできる!賢い子育て世代の支出見直し術

2-1. 固定費の“ほったらかし”をやめる

✅ スマホ料金の見直し

・格安SIMに変更するだけで月5,000円以上の節約も可能
・家族まとめて乗り換えるとさらにお得

✅ 保険の見直し

・学資保険・医療保険などは必要性と重複チェックを
・「10年以上前に加入してそのまま」は要注意
・掛け捨て×最小限の保障に変更して、年数万円の節約

✅ サブスク(定期課金)の棚卸し

・動画、音楽、英会話、ゲームなど「いつのまにか課金」されているものは多い
・1つずつ「本当に必要?」を自問して、思い切って解約を


2-2. 変動費は“賢く使う”でストレスフリーに節約

✅ 食費

・業務スーパー、まとめ買い、冷凍保存で無駄を減らす
・ふるさと納税を活用してお米や肉などを実質無料でゲット
・**「節約献立ローテーション」**を作ることで悩まない・無駄買いしない

✅ 外食・レジャー費

・「月◯回まで」と回数で制限すると無理がない
・地域の無料イベント、公園、図書館など“無料レジャー”を活用
・外食は「誕生日・記念日」などに絞ることでメリハリが生まれる

✅ 服・日用品

・メルカリやリユースアプリを活用(新品じゃなくてもOK)
・子ども服はシーズン終わりに来年分をセールで確保
・ドラッグストアのアプリクーポンは積極的に活用


第3章|生活レベルを「上げた気分」になれるアイデア術

節約しているのに、逆に生活の質が上がったように感じるテクニックも紹介します。

✔ 片付け・整頓で“お金をかけない快適さ”を手に入れる

・収納グッズより、まず不要なものを手放すこと
・物が減ると掃除がラクになり、時短・節約にも直結
・子どもにも“整った環境で過ごす習慣”が身につく

✔ 家の中の「プチ贅沢」を演出する

・おうちカフェ(ドリップコーヒーとスイーツ)
・ベランダでピクニックごっこ
・誕生日は“おうちレストラン”風に演出するだけで非日常に


第4章|「先取り貯金」こそが最大の防衛策

節約で浮いた分をそのまま財布に入れておくと、結局また使ってしまうのが人間の性。

🔸 実践したい2つのポイント

✅ 収入が入ったらすぐに「先取り貯金」

・給与日の翌日、決まった額を自動で別口座へ移す
・つみたてNISAやiDeCoなど、使えない場所に置くのがコツ

✅ 子ども名義の貯金・投資口座も活用

・学資保険より「児童手当+つみたてNISA」のほうが合理的なことも
・家族で“お金の会話”を自然にするきっかけにも


第5章|支出管理を「アプリ」に任せて時間も節約

毎日家計簿をつけるのがストレスな方へ。

おすすめは以下のような自動家計簿アプリです:

アプリ名特徴
マネーフォワードME口座・クレカ・ポイント連携が簡単
Zaimレシート読み取りが早くて正確
OsidOri(オシドリ)夫婦での家計管理に特化

見える化=使いすぎ防止につながるので、まずは無料版から始めてみましょう。


第6章|「理想の暮らし像」があるとブレない

最後に大切なのは、「何のために節約するのか」を明確にしておくこと。

例えば…

  • 子どもに進路の選択肢を与えたい
  • 夫婦で老後も旅行に行ける生活をしたい
  • 家族で楽しく暮らす余裕を持ちたい

この「目的」があると、支出を見直す判断基準がブレず、家族の協力も得やすくなります。


おわりに|「お金は賢く使うもの」子育て世代こそ防衛力を

支出を抑える=苦しい生活ではありません。

ムダを手放し、価値ある支出を残すことが、“豊かさ”の正体。

生活レベルを下げずに支出を防衛することは、家族を守ることそのものです。
今日できることから、1つずつ始めてみませんか?


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