将来の年金不安や物価高を背景に、「老後資金は自分で準備する時代」と言われるようになって久しい今。注目されているのが、**iDeCo(個人型確定拠出年金)**です。ところで「iDeCoって主婦でもできるの?」と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?この記事では、専業主婦やパート主婦の方でも始められるのか、どんなメリットがあるのか、そして始め方まで、わかりやすく解説していきます。


そもそもiDeCoとは?

iDeCo(イデコ)は、自分で拠出した掛金を積み立てて、老後に年金として受け取る制度です。最大の特徴は、節税効果が高いこと

  • 掛金が全額所得控除の対象になる(課税所得がある場合)
  • 運用益も非課税
  • 受け取るときにも一定の控除が適用される

つまり、税金を抑えつつ、自分で年金資金を作れる仕組みなのです。


主婦でもiDeCoはできるの?

答えは 「YES」 です。ただし条件があります。

■ 専業主婦の場合

  • 加入は可能
  • ただし、節税メリット(所得控除)は受けられない(収入がないため)
  • 将来の老後資金を自分で作る目的で活用する形

■ パート主婦の場合

  • 年収103万円以下であれば扶養内
  • 年収130万円以上になると社会保険加入義務もある

このように、収入によって所得控除が使えるかどうかが変わります。


主婦がiDeCoを使うメリット

iDeCoは「税金が安くなる」以外にも主婦にとって嬉しいメリットがあります。

1. 自分名義の老後資金が作れる

夫に頼らず、自分の資産を形成できる安心感があります。

2. 運用益が非課税

通常、運用益には約20%の税金がかかりますが、iDeCoならゼロです。

3. 毎月5,000円から始められる

小さな金額でコツコツ積み立てることができ、家計に無理がありません。

4. 金融リテラシーが身につく

資産形成や経済ニュースへの関心が高まり、家計管理がしやすくなります。


主婦がiDeCoを始める際の注意点

iDeCoはメリットが多い一方で、以下のようなデメリット・注意点もあります。

■ 原則60歳まで引き出せない

「万が一の時に使えない」という点は理解しておく必要があります。

■ 商品選びに知識が必要

投資信託などに慣れていないと迷いやすく、損失リスクもゼロではありません。

■ 節税効果は収入がある人向け

専業主婦の場合、節税メリットは期待できません。


iDeCoの始め方:主婦向けステップバイステップ

  1. 証券会社・銀行など金融機関を選ぶ
    • 手数料や取り扱い商品を比較
  2. 申込書の取り寄せ・提出
    • オンラインで申し込める場合も
  3. 本人確認書類の提出
  4. 掛金や商品(投資信託など)を決定
  5. 運用スタート

主婦におすすめの金融機関は?

iDeCoを扱う金融機関は多数ありますが、主婦にとっては「手数料の安さ」「サポート体制」「使いやすさ」がポイントです。

  • SBI証券:商品数・コストともに優秀。初心者にも人気。
  • 楽天証券:楽天ポイントが貯まる&使えるのが魅力。
  • マネックス証券:スマホでの使いやすさに定評あり。

専業・パート主婦がiDeCoを選ぶときのチェックリスト

  • 家計に無理のない範囲で月額掛金を設定しているか?
  • 所得控除の対象になるか?(パート収入がある場合)
  • 運用商品は長期投資に適しているか?(信託報酬が安いかなど)
  • 他の資産形成制度(つみたてNISAなど)とどう使い分けるか?

iDeCo以外の選択肢も検討しよう

主婦の資産形成には、iDeCoのほかにも以下の制度や方法があります:

  • つみたてNISA:非課税枠はあるが引き出し自由。生活防衛資金にも使える。
  • 学資保険:子どもの教育資金を目的とした貯蓄保険。
  • 定期預金・個人年金保険:安全志向派に人気。

「流動性重視ならつみたてNISA」「老後資金目的ならiDeCo」といった形で使い分けましょう。


まとめ:主婦でもiDeCoは賢く始められる!

iDeCoは、主婦でも加入できる老後資金づくりの制度です。特に、パートなどで収入がある方にとっては節税メリットも活用できます。専業主婦の場合でも、少額からの積立で将来の備えになります。

大切なのは「無理なく」「長く」続けること。つみたてNISAなどとも比較しながら、自分に合った方法を見つけていきましょう。

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