株式や不動産だけでなく、近年注目を集めているのが「コモディティ投資」。特にインフレが続く経済状況下では、その価値が見直されつつあります。しかし、「コモディティ投資って難しそう」「金や原油に投資ってどういうこと?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、「コモディティ投資とは?」という基本から、メリット・デメリット、具体的な投資対象や始め方までを初心者向けにわかりやすく解説していきます。

コモディティ投資とは?
コモディティとは、金・銀・原油・天然ガス・小麦・トウモロコシなど、**実物の商品(=モノ)**のこと。これらの価格は市場で常に変動しており、その価格変動を利用して利益を狙うのが「コモディティ投資」です。
株式や債券とは異なり、コモディティは経済の根幹に関わる商品。需要と供給、地政学的リスク、天候などが価格に影響を与えるのが特徴です。
コモディティ投資の主な種類
- 貴金属(ゴールド・シルバーなど)
- インフレ対策・有事の避難先として人気
- 実物保有も可能(地金、金貨など)
- エネルギー資源(原油・天然ガスなど)
- 供給制限や国際情勢の影響を受けやすい
- ETFや先物取引で投資可能
- 農産物(小麦・大豆・コーンなど)
- 天候や自然災害、世界情勢が価格に直結
- 高度な知識が必要だがリターンも期待できる
- 工業用金属(銅・アルミ・ニッケルなど)
- 世界経済の成長と密接に関連
- 景気回復局面で上昇しやすい
コモディティ投資のメリット
1. インフレに強い
インフレ時は現金の価値が下がりますが、金や原油などの実物資産は価格が上昇しやすく、資産価値の目減りを防ぐ効果があります。
2. 分散投資に最適
株式や債券と値動きの相関が低いため、ポートフォリオのリスクヘッジに活用できます。
3. 世界情勢に左右されやすい=チャンスが多い
価格変動の要因が多いため、短期・中長期どちらの投資スタイルにも対応可能です。
コモディティ投資のデメリット・注意点
1. 価格変動が激しい
他の資産に比べて価格変動が大きく、リスク管理が重要です。
2. 情報収集が不可欠
需給バランスや政治情勢、気候変動など、多岐にわたる情報を把握する必要があります。
3. 先物取引はリスクが高い
初心者が安易に手を出すと、大きな損失を抱えることも。まずはETFなどから始めるのが無難です。
コモディティ投資の始め方
ステップ1:投資対象を選ぶ
まずは、自分が投資したい対象(例:金、原油)を決めましょう。
ステップ2:投資方法を選ぶ
- ETF(上場投資信託):最も手軽。証券口座から購入可能。
- 投資信託:専門家が運用するタイプ。初心者向け。
- CFD・先物取引:中上級者向け。ハイリスクハイリターン。
ステップ3:証券口座を開設する
SBI証券・楽天証券などのネット証券が人気。コモディティETFの取扱があるかを確認。
ステップ4:少額からスタート
初めての人は、月1万円程度の積立投資からスタートして、値動きに慣れていくのがおすすめです。
初心者におすすめのコモディティETF
商品名 | 対象コモディティ | 特徴 |
---|---|---|
SPDRゴールド・シェア(GLD) | 金 | 世界的に人気。安定性高め |
原油ブル2倍ETF(UCO) | 原油 | 値動き大きく短期向け |
iPathシリーズ | 農産物・工業用金属など | 多様な商品に対応 |
コモディティ投資はどんな人に向いている?
- 株・債券だけでは物足りないと感じる人
- インフレに備えたい人
- 資産分散を考えている人
- 世界情勢や経済の動きに興味がある人
コモディティ投資は"実物"を対象にするため、感覚的にも納得しやすい投資です。
まとめ:コモディティ投資は資産防衛と分散の鍵
「コモディティ投資とは?」という問いに対して、今やその重要性はますます高まっています。金や原油といった実物資産に分散して投資することで、株式市場の暴落時にも資産を守ることができます。
初めての人はまず、ETFや投資信託などのローリスクな方法から始めて、少しずつ理解を深めていくのがおすすめです。
投資はあくまで自己責任ですが、正しい知識をもとに行動すれば、コモディティ投資はあなたの資産形成において強い味方になるでしょう。
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