はじめに:医療保険、いつ入るのが正解?

「医療保険って本当に必要?」「今の年齢で入る意味ある?」
そんな疑問を持つ人は少なくありません。

医療保険の加入タイミングは、将来の安心感と支払う保険料に大きく関わってきます。
実は加入する年齢が1歳違うだけで、総支払額に何十万円もの差が生まれることも。

この記事では、

  • 医療保険の保険料が年齢でどう変わるか
  • 入るベストなタイミングはいつなのか
    を、早見表や具体的なシミュレーション付きで解説します。

医療保険の「保険料」はどう決まる?

保険料は以下の要素で構成されます:

要素内容
年齢加入時の年齢が高いほど保険料は高くなる
性別女性の方が平均寿命が長いため、医療保険料が若干高い傾向
健康状態持病があると加入できない、または割増になるケースも
保険内容入院日額、通院保障、手術費用、先進医療特約などで変動

最も影響が大きいのが「加入年齢」。若ければ若いほど保険料が安くなります。


【早見表】年齢別の医療保険料比較(30歳〜60歳)

以下は、某大手保険会社の「入院日額5,000円、60歳払込終了型プラン」での概算例です。※男性・健康体の場合

加入年齢月額保険料60歳までの総支払額
30歳約2,000円約72万円(2,000円×12ヶ月×30年)
35歳約2,500円約75万円(2,500円×12ヶ月×25年)
40歳約3,300円約79.2万円(3,300円×12ヶ月×20年)
45歳約4,500円約81万円(4,500円×12ヶ月×15年)
50歳約6,000円約72万円(6,000円×12ヶ月×10年)
55歳約8,500円約61.2万円(8,500円×12ヶ月×6年)
60歳約11,000円約52.8万円(11,000円×12ヶ月×4年)

✅ ここで注目したいポイント

  • 若いほど月額保険料が安い
  • ただし、長く払う分トータルコストは高くなりがち
  • 50代以降になると健康診断での「加入不可」リスクも増える

早期加入のメリット・デメリット

【メリット】

  • 月々の支払いが圧倒的に安い
  • 健康なうちに無条件で加入しやすい
  • 60歳前に保険料支払いが終了し、老後の負担を軽減できる

【デメリット】

  • 若い時期は病気リスクが低く、「もったいない」と感じやすい
  • 転職・出産・ライフプランの変化で内容を見直す必要あり

年齢別:医療保険の「入るべきタイミング」ガイド

● 20代:保険より貯金優先?

貯金がしっかりできていれば、保険は後回しでもOK。ただし、社会人になったばかりなら「最低限の保障」だけでも検討を。

● 30代:家庭を持つ前後は検討のチャンス

結婚・出産のタイミングで備えるのがベスト。保険料もまだ安く、保障内容も選びやすい。

● 40代:健康リスクが徐々に高まる

保険の入り時ギリギリゾーン。健康診断で再検査が増える前に申し込みを。

● 50代以上:保険料が急上昇&加入できない可能性も

加入審査で落ちるリスクが高まるため、早めの行動がカギ。過去の持病や治療歴があっても加入できる「引受基準緩和型」も検討。


【ケーススタディ】30歳と40歳で加入した場合の違い

比較項目30歳で加入40歳で加入
月額保険料約2,000円約3,300円
支払期間30年20年
総額約72万円約79万円
メリット安くて長期カバー無駄なく絞って契約可能
デメリット長期的に見ると支払い総額が多い月額が割高になる

→ 長期的に備えたい人は「早めの加入」、割り切って備えたい人は「40代から検討」がおすすめ。


まとめ:医療保険に入るタイミングは「健康な今」が正解

医療保険は、「病気になる前に」「若いうちに」加入しておくことで保険料を抑えられ、老後の安心にもつながります。

特に日本では、入院時の自己負担が高額になりやすく、数日間の入院でも10万円以上かかるケースが珍しくありません。

今の自分の年齢、貯金、健康状態を見つめ直し、"本当に必要な保障"を備える第一歩を踏み出しましょう。

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