はじめに

老後資金は本当に2000万円必要なのか?

「老後資金は2000万円必要」という話を聞いたことがある方も多いでしょう。これは2019年に金融庁が発表した報告書に基づくものですが、実際には個々のライフスタイルや年金の受給額、資産状況によって大きく異なります。本記事では、老後に必要な資金の目安を具体的なデータとともに解説し、どのように準備すればよいかを紹介します。



老後の生活費はどれくらい?

1. 生活費の基本的な目安

総務省「家計調査(2022年)」によると、夫婦二人世帯の平均的な老後の支出は以下のようになります。

項目月額(円)年額(円)
食費65,000780,000
住居費15,000180,000
光熱・水道費20,000240,000
通信費10,000120,000
保険・医療費15,000180,000
交際・娯楽費30,000360,000
その他20,000240,000
合計175,0002,100,000

つまり、夫婦で年間約210万円、単身者なら約140万円が必要という計算になります。

2. 公的年金だけで足りるのか?

一般的に、夫婦での年金受給額の目安は以下の通りです。

  • 会社員の夫と専業主婦の夫婦(国民年金+厚生年金):月額22万円(年額264万円)
  • 夫婦ともに会社員(共働き):月額25万円(年額300万円)
  • 自営業(夫婦ともに国民年金):月額11万円(年額132万円)

先ほどの生活費と照らし合わせると、会社員夫婦ならほぼ年金でまかなえますが、自営業の夫婦では大幅に不足することが分かります。


老後資金はいくら貯めるべき?

1. 不足額の計算方法

不足する老後資金を算出するには、以下の計算式を使います。

不足額 =(年間生活費 - 年金受給額)× 老後の生活年数

たとえば、

  • 夫婦の年間生活費:250万円
  • 夫婦の年金受給額:200万円
  • 老後期間:30年

(250万円 - 200万円)× 30年 = 1,500万円

この場合、夫婦で1,500万円の貯蓄が必要という計算になります。

2. ライフスタイル別の目安

ライフスタイル必要な老後資金の目安
最低限の生活1,000万円
平均的な生活2,000万円
ゆとりのある生活3,500万円以上

特に「旅行を楽しみたい」「趣味を満喫したい」という方は、より多くの資金が必要になります。


老後資金の準備方法

1. つみたてNISA・iDeCoを活用する

少額から老後資金を積み立てるには、税制優遇のある「つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」が有効です。

  • つみたてNISA:年間40万円まで投資可能。運用益が非課税。
  • iDeCo:掛金が全額所得控除。受取時にも税制優遇あり。

30代から毎月3万円ずつ積み立てると、年利5%で運用した場合、

  • 30年後には約2,500万円の資産形成が可能。

2. 収入の一部を貯金・投資に回す

  • 収入の20%を貯蓄や投資に回す。
  • 余裕があれば不動産投資や高配当株投資を検討。
  • 生活費を見直し、固定費を削減する。

3. 定年後も収入を得る方法を考える

最近では「定年後も働く」ことが一般的になっています。

  • パート・アルバイト:月5万円の収入で年間60万円。
  • シニア向けの副業:ブログ運営、投資、オンライン講師など。
  • 年金の繰り下げ受給:70歳まで繰り下げると年金額が42%増加。

まとめ:老後資金は計画的に準備しよう

老後資金の必要額は人によって異なりますが、「年金だけでは足りない可能性が高い」というのは事実です。今からできることとして、

  • 生活費を見直して老後に必要な金額を把握する。
  • つみたてNISAやiDeCoを活用して資産形成を進める。
  • 定年後も収入を得る方法を考える。

これらの対策を講じることで、安心して老後を迎えられるようになります。




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