マイナンバーカードを「あまり使っていない」「作ったけれど放置している」「なんとなく不安で使っていない」という人は意外と多くいます。ニュースやSNSでは「情報漏洩」「国に監視される」「作らなくても困らない」といった声もあり、危険なイメージを持つ人も少なくありません。しかし、これらの多くは誤解や断片的な情報から生まれているケースがほとんどです。

実際には、マイナンバーカードには日常生活の負担を減らし、お金と時間の両方を節約できるメリットが多数あります。この記事では、「マイナンバーをあまり使わない人」が知っておくべき安全性の真実と、本当のメリットを徹底解説します。


■1.マイナンバーとマイナンバーカードの違いを正しく理解しよう

まず最初に整理すべきは、「マイナンバー」と「マイナンバーカード」は別物だという点です。

用語内容主な使い道
マイナンバー国民全員に割り当てられる12桁の個人番号税金・社会保障・災害対策
マイナンバーカードマイナンバーが記載されたICチップ付きの身分証明書本人確認、行政手続き、医療、ポイント還元など

「マイナンバー」はすでに国民全員が持っており、カードはその番号を便利に使うためのツールです。カードを作らないからといって番号が消えるわけでも、情報が守られるわけでもありません。


■2.「危険では?」という不安はどこから来るのか

●誤解①:情報がカードにすべて入っている

→実際にはICチップには最低限の情報しか入っておらず、医療情報や税情報はカード内に保存されていません。オンライン上の安全なデータベースに連携されており、カードは「鍵」の役割です。

●誤解②:国に監視される

→マイナンバーは「情報の名寄せ」を防ぐために設計されており、官庁同士で勝手に情報を連携することは法律で禁止されています。

●誤解③:紛失したら悪用される

→暗証番号で保護されており、たとえ盗まれても他人が利用することはできません。万が一の場合も、24時間対応のコールセンターですぐに一時停止が可能です。

結論:マイナンバーカードは、むしろ「安全性を高める仕組み」
従来の紙の保険証や印鑑などのほうが、なりすましのリスクは高いと指摘されています。


■3.マイナンバーカードを使わない人が「損している」代表例

●①病院での手続きが自動化される

保険証として利用すれば、過去の薬の履歴が反映され、重複投薬や医療費のムダを防止できます。

●②確定申告がスマホで完了

カードがあれば、わざわざ税務署に行く必要はありません。サラリーマンでも医療費控除や副業所得の申告がスムーズになります。

●③住民票がコンビニで取れる

1通200円、数分で取得できます。市役所の待ち時間ゼロというメリットは非常に大きいです。

●④銀行口座・保険の本人確認がオンラインで完結

今後は金融機関でも「マイナンバー連携」が進むため、口座開設や住所変更などが大幅に効率化されます。

●⑤マイナポイント第2弾・子育て関連の支援制度

過去には最大2万円分のポイント還元が実施されましたが、今後も新しい支援策の対象となる可能性があります。「持っているだけ」では受け取れず、「使う」必要があります。


■4.マイナンバーカードの主なメリット一覧

分野メリット詳細
医療保険証機能自己負担が減る・薬の重複処方を防ぐ
行政コンビニ交付住民票・印鑑証明・税証明書が即日取得
税金e-Taxスマホで申告・還付が早い
マネーポイント還元今後のマイナポイント制度に参加可能
安全性公的な本人確認偽造が難しく、紙の保険証より安全

■5.マイナンバーをあまり使わない人が今すぐやるべきこと

  1. 健康保険証としての利用登録
  2. マイナポータルにログインし、自分の情報を確認
  3. コンビニ交付サービスの利用開始
  4. スマホ連携でマイナンバーカードをデジタルID化

「持っているだけ」の状態から「使える状態」へ変えることが、今後の生活の標準になります。


■6.今後マイナンバーカードが必須になる未来

  • 2025年以降、紙の健康保険証は廃止予定
  • 子育て支援・年金受取などの手続きがオンライン化
  • スマホがマイナンバーカード代替になる見込み(2026年以降)

今後は「持っていない人が不便になる」社会へ移行していきます。


■7.まとめ:危険なのは「使わないこと」

マイナンバーカードに対する不安や誤解は多くありますが、正しく理解すれば、むしろ生活を安全・便利にする強力なツールであることがわかります。使わないまま放置していると、損をするだけでなく、将来の行政サービスから取り残されるリスクもあります。

今こそ、「持っているだけのカード」から「活用するカード」へと意識を変えましょう。




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