はじめに|「保険付き投資商品」ってなに?

資産形成の選択肢が増える中で、最近注目を集めているのが「保険付き投資商品」。
一見、「保険」と「投資」は別物のように思えますが、実はこの2つを組み合わせた商品が存在します。

「死亡保障も確保したいけど、せっかくならお金も増やしたい」
そんな**“欲張りニーズ”**に応えてくれるのがこの商品です。

本記事では、

  • 保険付き投資商品の基本的な仕組み
  • メリット・デメリット
  • 向いている人の特徴
  • 他の制度との比較
    などを初心者でもわかるように丁寧に解説します。

1. 保険付き投資商品とは?基本の仕組み

保険付き投資商品とは、保障機能(例:死亡保険)と資産運用機能(投資)を兼ね備えた保険商品のこと。以下の2種類に大別されます。

主な種類

種類特徴
変額保険保険料の一部が株式や投資信託などで運用され、解約返戻金や死亡保険金が変動する
外貨建て保険米ドルや豪ドルなど外国通貨で運用。為替差益が狙えるが、為替リスクあり
低解約返戻金型終身保険保険料は抑えられるが、解約返戻金が抑制されるため長期向け

なぜ人気なのか?

  • 保障を得ながら資産形成ができる
  • 節税効果が見込める(特に法人契約)
  • 相続対策として使える(受取人が非課税)

2. メリット|“守り”と“攻め”を両立できる保険

保険付き投資商品の最大の魅力は、「守りながら攻める資産形成」が可能なこと。

メリット一覧

✅ 1. 死亡保障がセットで安心

投資の結果に関係なく、万が一の際は一定の死亡保障が受け取れるため、家族への安心感が得られる

✅ 2. 長期で見れば資産形成に有利

インフレ対策や金利上昇に伴い、銀行預金よりリターンが見込める場合がある。

✅ 3. 税制優遇を受けられる可能性も

一定条件下では生命保険料控除法人契約による損金計上も可能。

✅ 4. 相続・贈与対策として使える

受取人を指定でき、**相続税の非課税枠(500万円×法定相続人)**を活用できる。


3. デメリット|全員におすすめとは限らない理由

もちろん、メリットだけではありません。以下のような注意点もあります。

デメリット一覧

⚠️ 1. 手数料が高い

運用コストや保険料負担が一般の投資信託よりも高め。長期視点が必要。

⚠️ 2. 途中解約リスクが大きい

短期で解約すると元本割れの可能性が高く、柔軟性に欠ける。

⚠️ 3. 商品が複雑でわかりにくい

保障内容や運用方法が多岐に渡るため、知識不足だと損をすることも。

⚠️ 4. 為替リスク(外貨建ての場合)

外貨建て保険の場合、為替の変動によってリターンがマイナスになることも。


4. どんな人に向いている?

以下のような人には保険付き投資商品は有力な選択肢になります。

✔ 向いている人

  • 長期運用が前提で解約しない覚悟がある人
  • 死亡保障も資産運用も1つでまとめたい人
  • 法人経営者で節税や退職金準備を考えている人
  • 相続税対策を意識している人

✖ 向いていない人

  • 短期で現金化する可能性がある人
  • 投資と保障を分けて考えたい人
  • 商品内容を理解する時間がない人

5. 保険付き投資商品 vs 他の資産形成法

比較項目保険付き投資NISA / iDeCo投資信託単体
保障機能ありなしなし
節税効果あり(条件あり)高い基本なし
柔軟性低い高い
解約リスク高め制限あり低い(売買可能)
手数料高め低い〜中低い〜中

6. 商品選びの注意点と相談のすすめ

✅ 比較すべきポイント

  • 保険料総額・返戻率
  • 死亡保障の金額と期間
  • 運用対象(株・債券・外貨など)
  • 手数料(信託報酬や販売手数料)
  • 契約期間中の柔軟性(払済・部分解約など)

✅ 必ずFPなど専門家に相談を

特に外貨建てや変額型は**「聞いていた内容と違った」**というケースも多いため、契約前に専門家の中立的な意見を聞くことが重要です。


まとめ|“備えながら殖やす”という選択肢を持とう

保険付き投資商品は、保障と運用を一体化した「一石二鳥」のような魅力があります。
ただし、万人向けではなく、長期的視野と理解力が求められる商品でもあります。

ご自身のライフプランや資産形成の目的に合った形で、選択肢の一つとして検討してみてください。





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