6月は、家計・生命保険・投資を見直すのにぴったりのタイミングです。

4月から始まった新生活や新年度のバタバタが少し落ち着き、「思ったより出費が多い」「毎月の固定費が重い」「そろそろ投資を始めたい」と感じ始める人も多い時期ではないでしょうか。

さらに6月以降は、住民税の天引き額が変わる人もいます。個人住民税の特別徴収は、6月から翌年5月までの12か月で納入する仕組みとされています。つまり、今は6月以降の手取りや家計を見直す前の準備期間としても重要です。

この記事では、「6月はお金の見直し時!生命保険・投資・家計を整えるチェックリスト」というテーマで、今確認しておきたいポイントをわかりやすく解説します。


なぜ6月にお金を見直すべきなのか

6月は、1年の中でも家計のズレに気づきやすい時期です。

4月に新生活が始まった人は、引っ越し、通勤、外食、交際費、子どもの進学費用などで支出が増えている可能性があります。新社会人や転職した人は、給与額や手取り額の感覚がまだつかめていないこともあるでしょう。

また、夏ボーナスが近づく前でもあるため、ボーナスを「なんとなく使う」のではなく、貯金・投資・保険の見直しにどう活用するかを考えやすい時期でもあります。

6月にお金を整えるメリットは、次の3つです。

  • 6月以降の手取り変化に備えられる
  • 夏ボーナスの使い道を事前に決められる
  • 保険料や固定費のムダに気づきやすい

家計改善は、気づいたときにすぐ始めることが大切です。


チェック1:毎月の収入と支出を確認する

まず最初にやるべきことは、毎月の収入と支出を把握することです。

「なんとなくお金が減っている」と感じている人ほど、実際に何に使っているかを見える化するだけで改善点が見つかります。

確認したい項目は以下です。

  • 手取り収入
  • 家賃・住宅ローン
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 食費
  • 保険料
  • サブスク
  • クレジットカード支払い
  • 外食・交際費
  • 貯金・投資額

特に見直しやすいのは、通信費、保険料、サブスク、使っていないサービスです。毎月数千円でも削減できれば、年間では大きな差になります。

たとえば、月5,000円の固定費を削減できれば、年間で60,000円の改善になります。これは、貯金やNISA、保険の見直し資金としても活用できます。


チェック2:生命保険に入りすぎていないか確認する

家計の中で見落としがちなのが、生命保険料です。

生命保険は大切な備えですが、加入した当時のまま放置していると、現在の家族構成や収入、ライフスタイルに合わなくなっていることがあります。

特に以下に当てはまる人は、6月一度見直す価値があります。

  • 独身なのに高額な死亡保障に入っている
  • 子どもが独立したのに保障額を変えていない
  • 住宅ローンの団信加入後も死亡保障を見直していない
  • 医療保険やがん保険を複数契約している
  • 毎月の保険料が家計を圧迫している

生命保険は「多ければ安心」というものではありません。大切なのは、必要な保障を必要な分だけ持つことです。

また、生命保険料・介護医療保険料・個人年金保険料は、一定の条件を満たすと生命保険料控除の対象になります。新契約の場合、各区分で年間支払保険料が80,000円を超えると、所得税では一律40,000円の控除額になる仕組みです。

ただし、控除があるからといって不要な保険に入り続けるのは本末転倒です。節税効果よりも、毎月の支出と保障内容のバランスを優先しましょう。


チェック3:医療保険・がん保険の必要性を考える

医療保険やがん保険も、6月に見直したい項目です。

病気や入院への備えは大切ですが、日本には高額療養費制度があります。これは、医療機関や薬局で支払う医療費が上限額を超えた場合、その超えた金額が支給される制度です。上限額は年齢や所得によって異なります。

もちろん、高額療養費制度があるから医療保険が不要というわけではありません。差額ベッド代、先進医療、通院費、収入減少など、公的制度だけではカバーしきれない費用もあります。

見直すときは、次のように考えると整理しやすくなります。

  • 貯金で対応できる医療費はいくらか
  • 入院した場合、収入はどれくらい減るか
  • 家族に経済的負担がかかるか
  • 保障内容が古くなっていないか
  • 同じような保障が重複していないか

医療保険は、安心のために入るものです。しかし、毎月の保険料が重くなりすぎると、現在の生活を苦しくしてしまいます。


チェック4:NISAや投資の準備を始める

6月は、投資を始めたい人にとっても良いタイミングです。

特に夏ボーナス前に、貯金と投資のバランスを考えておくと、ボーナスを無計画に使い切ることを防ぎやすくなります。

NISAは、投資で得た利益が非課税になる制度です。2024年からのNISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠があり、年間投資枠は合計360万円、非課税保有限度額は1,800万円とされています。成長投資枠は、そのうち1,200万円までです。

ただし、投資には元本割れのリスクがあります。大切なのは、いきなり大きな金額を投資するのではなく、生活防衛資金を確保したうえで、無理のない範囲で始めることです。

投資前に確認したいポイントは以下です。

  • 生活費の3〜6か月分の貯金があるか
  • 毎月いくらなら無理なく積み立てられるか
  • 短期ではなく長期で運用できるか
  • 投資信託や株式のリスクを理解しているか
  • 保険と投資を混同していないか

初心者の場合は、まず少額の積立投資から始めると続けやすいです。


チェック5:貯金・保険・投資の順番を整理する

お金の見直しで大切なのは、順番です。

いきなり投資を始める前に、まずは家計の土台を整える必要があります。

おすすめの順番は以下です。

  1. 家計の収支を把握する
  2. ムダな固定費を削減する
  3. 生活防衛資金を貯める
  4. 必要な保険だけに整理する
  5. 余剰資金で投資を始める

この順番を守ることで、無理なくお金を整えやすくなります。

特に、貯金がほとんどない状態で投資に回しすぎるのは注意が必要です。急な病気、退職、家電の故障、冠婚葬祭など、生活には予想外の出費があります。

投資は「余ったお金でやるもの」ではなく、「生活に必要なお金を分けたうえで、長期的に育てるもの」と考えましょう。


チェック6:夏ボーナスの使い道を決めておく

夏ボーナスがある人は、今のうちに使い道を決めておくのがおすすめです。

ボーナスが入ってから考えると、つい旅行、買い物、外食などに使いすぎてしまうことがあります。

おすすめの分け方は、以下のようなイメージです。

  • 生活費の補填
  • 緊急用貯金
  • NISAなどの投資
  • 保険の年払い
  • 自己投資
  • レジャーやご褒美

もちろん、ボーナスをすべて貯金や投資に回す必要はありません。大切なのは、「使うお金」と「守るお金」と「増やすお金」を分けることです。

たとえば、ボーナスの一部をNISAに回し、一部を旅行や趣味に使うなど、バランスを取ることで満足度の高いお金の使い方ができます。


6月のお金見直しチェックリスト

最後に、6月に確認したい項目をまとめます。

  • 4月・5月の支出を確認した
  • 毎月の固定費を見直した
  • 使っていないサブスクを解約した
  • 生命保険の保障内容を確認した
  • 医療保険・がん保険の重複を確認した
  • 保険料が家計を圧迫していないか確認した
  • 生活防衛資金の金額を確認した
  • NISAや投資に回せる金額を考えた
  • 夏ボーナスの使い道を決めた
  • 6月以降の手取り変化に備えた

すべてを一度に完璧にやる必要はありません。まずは、家計簿アプリやクレジットカード明細を見て、現状を把握するところから始めましょう。


まとめ:6月はお金を整えるチャンス

6月は、生命保険・投資・家計を見直す絶好のタイミングです。

新生活の出費が見えてきて、6月以降の住民税や夏ボーナスも意識しやすいこの時期に、家計を整えておくことで、将来のお金の不安を減らすことができます。

大切なのは、保険を増やすことでも、投資を急ぐことでもありません。

今の自分に必要な保障を確認し、ムダな固定費を減らし、貯金と投資のバランスを整えることです。

今の小さな見直しが、半年後、1年後の安心につながります。まずは今日、家計・生命保険・投資のチェックリストをひとつずつ確認してみましょう。



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