「円安だから今年の海外旅行はやめておこうかな…」
そんな声をよく耳にします。たしかに、1ドル=150円台という為替水準は、海外旅行好きにとっては大きなプレッシャーです。
ですが――結論から言えば、“円安でも海外旅行はできます”。

大切なのは「どの国に行くか」「どんなスタイルで旅するか」を賢く選ぶこと。
今回は、旅行予算別に“行くべき国・避けるべき国”をわかりやすく整理し、円安時代でも楽しめる旅のヒントを紹介します。


✈️ なぜ円安でも海外旅行は可能なのか?

「円安=損をする」と思われがちですが、実は必ずしもそうではありません。
旅行コストは為替レートだけでなく、物価・航空券相場・現地消費水準など、複数の要素で決まります。

たとえば、アメリカやヨーロッパは物価が高く円安の影響を直撃しますが、
一方で東南アジアや南アジア、中南米などはまだ物価が安く、為替変動の影響を相殺できるケースも多いのです。

また、円安でもLCC(格安航空)や民泊・現地SIM利用などでコストを大幅に抑えることが可能です。
つまり、「旅の選び方」次第で“円安の壁”は乗り越えられるのです。


💴 旅行予算別|行くべき国・避けるべき国ランキング

【① 予算10万円以内】

行くべき国:韓国、台湾、ベトナム、タイ(バンコク以外)
避けるべき国:シンガポール、香港

🔹行くべき理由

  • 航空券が安く、片道2〜4万円台で往復可能
  • 屋台・ローカルフード中心で食費を抑えられる
  • 日本語対応のホテル・観光地も多く安心

特におすすめは「ベトナム・ダナン」や「タイ・チェンマイ」
円安でもホテル1泊3000〜5000円で泊まれ、リゾート気分を味わえます。

🔸避けるべき理由

シンガポールや香港は物価が東京並み。食事も宿泊も割高で、円安の影響を最も感じやすいエリアです。
「1食2000円、コーヒー1杯700円」という現実が待っています。


【② 予算20〜30万円】

行くべき国:マレーシア、フィリピン、インドネシア(バリ島)、トルコ
避けるべき国:アメリカ(西海岸・ニューヨーク)、オーストラリア

🔹行くべき理由

  • 東南アジア圏はホテル・食費が日本の半額程度
  • バリ島やクアラルンプールなどは“高級感×低価格”の代表例
  • トルコは物価が安く、欧州気分を味わえる穴場

おすすめプラン例:
バリ島5泊7日で、航空券+宿+食事代を合わせても約18〜22万円。
スパ付きホテルに泊まっても日本より安いケースもあります。

🔸避けるべき理由

アメリカ・オーストラリアは、物価上昇+円安でコストが2倍近くに。
レストラン1食5000円、ホテル1泊3万円が当たり前。
「円安でも行きたい」と思うなら、長期滞在より短期集中型が賢明です。


【③ 予算40〜60万円】

行くべき国:イタリア、スペイン、ギリシャ、ポルトガル
避けるべき国:スイス、ノルウェー、イギリス

🔹行くべき理由

南欧諸国はユーロ圏でも物価が比較的安く、食費・宿泊費を抑えやすい。
特にギリシャ・アテネやポルトガル・リスボンは、円安でも「安くて美味しい」旅が可能です。

現地ワインが1本5ユーロ、ホテルも100ユーロ前後。
為替を気にせず“暮らすように旅する”スタイルが合います。

🔸避けるべき理由

スイスや北欧は超高物価圏。カフェ1杯1500円、ホテル1泊5万円など、円安時には手が出しづらい。
「自然や北欧デザインを満喫したい」なら、物価の安いチェコやハンガリーに代替するのが賢い選択です。


【④ 予算80万円以上】

行くべき国:モルディブ、エジプト、南米各国(ペルー・アルゼンチンなど)
避けるべき国:カナダ、アメリカ東海岸、スイス

🔹行くべき理由

ラグジュアリー旅行でも「現地通貨が弱い国」を選べば意外とお得。
例えばエジプトでは、円安でもホテル代が日本の半分以下。
モルディブのオールインクルーシブリゾートも、為替より「パッケージ価格重視」で比較可能です。

🔸避けるべき理由

カナダやスイスは観光税・消費税が高く、為替の恩恵がほぼない。
総額が“為替1円の違いで1万円単位変わる”ため、コスト管理が難しいエリアです。


🧳 円安でも得する「旅の工夫」5選

① 航空券は「海外発券」やLCCを活用

Skyscannerなどで「海外発券(例:ソウル発→日本→東南アジア)」を探すと、往復料金が3割安くなることも。

② ホテルは現地通貨払い・早期予約割を狙う

円建てより現地通貨払いの方が安い場合があります。
また、早割プランや会員特典を使えば、為替差を上回る割引も。

③ 現地決済は「外貨手数料の安いクレカ」を

三井住友NLカード、Revolut、Wiseなどを活用し、両替レート+手数料の差で数千円〜数万円節約可能。

④ 食費は「ローカル市場×デリバリーアプリ」で節約

現地スーパーやGrabFoodなどのアプリで地元料理を頼むと、外食費を半分にできます。

⑤ 円安だからこそ「体験」に投資する

モノより思い出。
少し高くても「一生に一度の体験」に価値を感じる時代です。
例えばスリランカのアーユルヴェーダや、タイのムエタイ体験など、**“体験重視型の旅”**が新トレンドです。


🌐 円安でも「海外旅行好き」が得する考え方

円安だからといって、旅を諦める必要はありません。
むしろ、為替を気にせず行動できる人こそが、人生の経験値を増やせる時代です。

旅先で出会う人、文化、食、自然は、円の価値とは比べものにならないほどの学びと感動をくれます。
“損か得か”ではなく、“行く価値があるか”で考えるのが、本当の旅好きの視点です。


🧭 まとめ:円安でも、旅はあなたの手の中にある

  • 円安でも行ける国はたくさんある(特にアジア・南欧・中東)
  • 為替よりも「物価・航空券・旅行スタイル」が重要
  • 節約テクニックと情報収集で、円安の壁は越えられる
  • 円安時代は“お得な旅先の再発見”のチャンス

円安のニュースに惑わされず、自分の価値観で旅を選ぶ。
それが、真の海外旅行好きの楽しみ方です。




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